2009.5.20, EurekAlertより: 心血管性フィットネスの高い人は、低い人に比べてより総死亡率が低く、冠動脈疾患や循環器系疾患が少ないという筑波大学・児玉暁博士の研究。心血管性フィットネスと死亡リスクおよび循環器系疾患について量的に検討した33の研究についてメタアナリシスで分析、心血管性フィットネスの高かった(最大有酸素性作業能が10.9METs以上)群に比べて低かった(最大有酸素性作業能が7.9METsに満たない)群では、56%総循環器系疾患および冠動脈疾患リスクが上昇していた。論文要旨 。出典は『米国医学会誌』
ポイントは「最大有酸素作業能」が10.9以上って話です。
有酸素性作業能とは、「空気中の酸素を活動している筋肉に送り込んで、エネルギーをいかに多く作り出すかという能力」です
つまり、自分の筋肉をフルに活動させれば10.9METsのエネルギーは出せるよ。って事です。
そのくらいのエネルギーがあれば長寿になれる??
自分の筋肉がどのくらいの底力持ってるかは研究機関で調べてみないと分かりませんが、
日ごろから有酸素運動をこなしていれば、いずれは到達できそうな数値です。
だってジョギングで7METSですから。
ちなみにMETsというのは運動強度の事で、安静時を1METSで換算しています。
だから7METsというのは安静時の7倍の運動量って意味です。
このMETsが分かれば消費カロリーも計算できます。
【体重60キロの人が5METsの運動を1時間やったときの消費カロリー】
60(キロ)×5(METs)×1(時間)=300(キロカロリー)
になりますね。
PR
COMMENT