【健康長寿の栄養学入門】過栄養とは
前回までは、栄養失調・栄養不良などについて書いてみました。
今回は、逆。栄養を摂りすぎたらどうなるか?です。
だいたい予想は付くと思いますが・・・
肥満になります。
サプリメントを多用すると、過剰症になる怖れがありますが、普通の食事で過剰症になることはまずありえないので問題は無いと考えられます。
食事でカロリーを摂りすぎると太ります。そして肥満になっていきます。
■日本とアメリカでは肥満の定義が若干違う
日本でも、アメリカでもBMIという指数を使います。
BMIは体重(kg)÷身長(m)の二乗で求められます。
例えば、体重60kgで、身長1.6mの人の場合
60÷2.56(1.6×1.6)=23.4になります。
BMI値が21~23である事が理想体重で、最も長生き出来るそうです。
長寿になる為の方法の一つはBMIを21~23にする事です。
日本ではこの値が25以上が肥満と定義されているのですが、
アメリカでは25以上30未満は過体重という呼び方をし、
30以上が肥満と定義されているようです。
肥満大国アメリカならではですね・・・
肥満と言えば、このブログでも「メタボ対策の術」というコーナーを作っていますが
若いうちはメタボでも弊害は少ないですが、50過ぎたころから身体に弊害が出始めてくるようです。
糖尿病、高脂血症、高血圧ばかりじゃなく、様々な器官に様々な影響が及びます。
(例)脂肪肝・胆石・腰痛・皮膚感染症・月経異常・不妊症・子宮内膜ガンなど
アメリカで肥満と寿命の関係について調べた研究がありました。
40歳の時点でBMIが25~30(過体重)だと約3年 30以上(肥満)だと約6、7年寿命が縮まるという事でした。
私ももうす40なので、気をつけようと思っています。ギリギリ25では無いです(笑)
タバコを吸う人は更に寿命が縮まるそうなので、該当する人は早めに禁煙を決断された方が良いかもしれません。
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