【健康長寿の栄養学入門】
何も食べないとおなかがすいてきます。
それでも食べないでいると体重が減っていきます。更に減っていくと・・・飢餓状態におちいり、やがて死んでしまいます。
栄養を摂らないでいると、身体がどうなるのかについて書いていきたいと思います。
食事の量を減らすと・・・・?
◎体脂肪が減る
ここまでなら、健康的なダイエットと言えそうです。
しかしムリして食事を減らし続けると・・・・
◎筋肉が減る
筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。
筋肉が減るので、基礎代謝が低下して太りやすい体質になってしまいます。
この状態で食事の量を戻してしまうと脂肪がついてしまいます。
いわゆるリバウンドですね。
◎内臓が減る
食事を戻さず、更に食事をしないでいるとこんどは内臓を分解してエネルギーに変えます。
内臓の細胞が減り、そこに水がたまるようになってきます。飢餓に苦しんでいる子供達の下腹が膨らんでいるのはこの為です。
◎そして・・・
これ以上食事をしないと最悪の事態になってしまいます。
脂肪はいくら減っても大丈夫ですが、筋肉や内臓などのタンパク質が5%減少すると免疫機能などに支障が出はじめ、30%減少すると命にかかわります。
普通の生活をしれいれば、こういう状況にはなりませんが、拒食症や飢餓に苦しんでいる地域の人は正にこういう状態に陥っていると言えるでしょう。
太りすぎも怖いですけど、痩せるのも怖いという認識は必要だと思います。PR
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